農薬散布業者の朝は早い。
別記事でも書いた通り、夏の防除で一番大変なのは「暑さ」。だから少しでも涼しいうちに作業を済ませたくて、僕らは日の出から動きます。
「農薬散布の業界に興味がある」「実際どんなスケジュール感なの?」「1日をどう過ごしてるのか気になる」——そんな方向けに、ある防除日の1日を密着形式でお届けします。参考になれば嬉しいです。
【時系列】農薬散布ドローンの“夏の1日”に密着
※数字や時間は現場によって変わりますが、“雰囲気”はつかめるはずです。
3:00 起床
集合が4〜4時半のことが多いから、3時起きが基本。集合場所から10〜15分の宿を取っておいて(連泊で県をまたいで回ることも多い)、起きたら軽くご飯→目覚ましのシャワー。
🚁 ハビオ:準備と積み込みは前日に済ませて、朝は“起きるだけ”の状態にしてる。……まあ、バッテリーの充電がギリギリな朝もあるけどな(笑)
4:00〜4:30 集合・移動
移動の途中でコンビニに寄ることも多い。ドリンクを買い忘れた人がいたり、ここで朝食を済ませる人も。
集合場所で:打ち合わせ&薬剤作り
メンバー・施主さん・JA関係の方と打ち合わせ。そして薬剤作り(希釈)。「希釈くん」のようなアプリを参考にしながら作ります。地域によっては完全にお任せで、メンバーだけのこともあります。
夜明け:現場到着
空が白み始める頃には現場に着いておきたい。だから、この早朝集合になるわけです。
散布本番:6〜7時間
散布時間は本当に現場次第。10〜11時に終わらせたいから、逆算すると6〜7時間くらい。その間、10分の休憩を2回ほど。10haで連続した圃場ならもっと早く終わるし、ほんまに現場によります。
(※夏の暑さ対策の装備は「農薬散布ドローンの選び方+夏の必須装備」に、事故を防ぐ基本は「散布の安全・事故防止」にまとめています)
散布後:機体の洗浄
🚁 ハビオ:終わったら片付け。メインは機体の洗浄や。農薬まみれの機体を、集合場所の水道を借りて洗って、コンディションを整える。特にホースは綺麗にしとかんと、詰まりの原因になるからな。
そのまま翌日の現場へ(他県のことも)
その足で翌日の現場へ行って下見。ご飯は余裕があればどこか入るけど、時間がなければ移動中に何か食べる。
ホテル:充電・洗濯・電話対応
🚁 ハビオ:ホテルに着いたら、バッテリーと通信機器(ホーリー)の充電。これがすぐ終わらんから、その間に洗濯・買い出し。そして電話がめちゃくちゃかかってきてるから、その対応も。……こんな1日やな。
正直、キツい。でも“ちゃんと良い仕事”
朝3時起き、夏の炎天下、県をまたいで連泊、夜は充電と電話対応。……はっきり言ってキツい。でも、単価も悪くないし、やり切った時の達成感はある。「楽して稼げる」じゃないけど、その大変さ込みで分かった上でやるなら、ちゃんと良い仕事です。
これを仕事にしたい人へ
農業支援ドローンに興味があるなら、まずは機体選びと資格から。
よくある質問(FAQ)
Q. 防除シーズンはいつ? 連泊するの?
夏に集中します。現場が県をまたぐと、宿を取って連泊で回ることも多いです。
Q. 薬剤は自分で作るの?
希釈して作ります(「希釈くん」等のアプリを参考に)。ただし地域によっては、散布だけで薬剤はお任せの場合もあります。
Q. 1日にどれくらい飛ばす?
散布は6〜7時間が目安(10〜11時終了から逆算)。現場の規模で前後します。
Q. 機体の手入れは大変?
散布後の洗浄が必須。特にホースは、詰まり防止のために念入りに洗います。
まとめ
- 3時起き→4時集合。暑くなる前に、夜明けから散布
- 集合場所で打ち合わせ&薬剤作り、散布は6〜7時間
- 終わったら機体洗浄→翌日現場の下見→ホテルで充電・洗濯・電話対応
- キツいけど、ちゃんと良い仕事。興味があるなら機体・資格から

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